

高校のころは剣道ばかりしていて、イラストレーターになりたいと思ったのは23歳の時です。遅いスタートでしたが、「自分で決めた道なら、失敗しても納得できる」と描き続けてきました。イラストレーションを学ぼうという人は、好きなものを何回も描くことです。手を動かすことで、描いた量が質に変化するのです。質の追求には限界はなく、苦しいこともありますが、絵を描くことが一番の楽しみになればしめたもの。夢を現実にしたければ、偶然を待つのではなく、自分の手でつかみ取ることです。本気で努力して、努力を楽しみ、焦らず、諦めず、夢を追い求めてください。僕は絵を描いている時が一番幸せです。
1976年、イラストレーション集団、株式会社スプーン設立。動物を擬人化したイラストレーションを描き、広告ポスター、雑誌・書籍の表紙をはじめ、さまざまな分野で活躍する。大阪市北区に原画を常設するKunio Galleryがある。主な画集に「ぼくの動物美術館」(グラフィック社)、「佐藤邦雄・動物イラストレーション」・「同パート2」(徳間書店)などがある。
イラストレーションを通して、仕事を続けていく中で、コミュニケーション力がとても大切なことであると感じています。相手に何を求められているかを受け取り、作品の中に自分の考えや伝えたい事が表現出来ているか判断すること。絵を描く楽しさを感じながらも自分の作品を客観視する視点が重要です。そういったコミュニケーション力は学生の頃からも培われていくと思います。イラストレーション、デザイン以外の分野にも興味を持って実践していた事が、今の自分の表現にとって重要な要素になっています。大学という環境の中で視野を広げる事と、何事にも好奇心を持ち、一つでも多くの作品を制作する事が大切だと思います。
2003年よりイラストレーター、アートディレクターとして活動。植物や昆虫、動物をモチーフに、有機的な形の美しさと、グロテスクな毒の部分のアンバランスな世界を描き続けている。新宿サザンビートプロジェクトのウォールグラフィックで2005年グッドデザイン賞受賞。国内、NY、香港、シンガポール、バルセロナ等海外での展覧会に参加。
デザインはアートではありません。ファッション以外の他のデザイン分野にも言える事ですが、単なる物作りで終わるのではなく、クライアントがいて、あるプロジェクトに向けて完成まで創造してゆく仕事です。一人の力でデザインするのではなく、沢山の人々の考えが形を作り上げてゆくのです。プロダクト其の物だけでなく全ての過程がデザインと呼ばれると私達は思います。色んな事にチャレンジして下さい。もちろんデザイン以外のことでも良いと思います。学生生活のうちに何を学ぶかは一人一人が目的意識をもって行動する事で決まっていきます。学校で知り合った友人も財産になりますし、社会にとらわれない学生ならではの制作活動は二度と経験できるものではありません。是非皆さんも有意義で貴重な時間を過ごして下さい。
勝井北斗・八木奈央によるデザインユニット。2003S/Sより東京コレクションに参加。2005年第7回モエ・エ・シャンドン新人デザイナー賞受賞。2006年UNIQLO「DESIGNERS INVITATION PROJECT」参加。服を一つのプロダクトデザインとして長期に渡って提案し、確立させて行く物作りを目指している。
私が自分自身になるための出発点は「絵を描く」ことでした。学生時代は絵を描くことを生業にするために人一倍制作に没頭し、四角いキャンバスからあふれる想いを形にすることに試行錯誤しました。当時の教員の言葉や講評は今でも覚えていますが、学生時代の私には伝わらなかった、その言葉の真意や言葉に込められた気持ちを、後になって痛感することがあります。そして、今のスタイルにたどり着くためには、学校で学んだ「絵画という表現手段を通して、自分なりに現実をどうとらえ直すか」という試みが、大切な基礎となりました。いま私が皆さんに提示できるのは、そんな私自身である作品です。
油彩画と並行し立体作品を制作。やがて「電動カラクリ・シアター」に発展、今日に至る。
1997 ラフォーレ・ミュージアム原宿(巡回展)
1995〜2005 渋谷パルコ・ロゴスギャラリー
2005 渋谷パルコミュージアム(巡回展)
2006 阪急百貨店大阪・うめだ本店 銀座ミキモトホール
2007〜『ムットーニシアター』(全国巡回)
2009 八王子市夢美術館『ムットーニワールド』プレビュー展 ほか多数
「絵を描く」という事はどういうことなんだろう。僕にとってそれはコミュニケーションの手段のひとつなのではないかと思います。幼い頃2度転校した経験がある僕は新しいクラスメイトと仲良くなるために、描いたイラストや漫画なんかを見せて友達になるきっかけづくりをしていました。絵を描く事で人とつながるきっかけが生まれるという意味では、たとえば展覧会やお仕事にも通ずるところがあります。そこからさらに親交が深まり、また次の新しい出会いへと拡がっていくのです。「話す」という事と同じくらい、僕にとって絵を描くという事は自然であり、大切な事だと思っています。皆さんにとってはどうですか?描く事で生まれる何かをたくさん感じてください。
1981年大阪府生まれ。広告制作会社勤務を経て2007年よりイラストレーターとして活動をはじめる。主な仕事はエディトリアル、装幀、広告等で使用するイラスト、キャラクターの制作、人物・静物画が中心。第146回ザ・チョイス入選。ピエブックス「イラストレーションブックプロ02」、玄光社「キャラクターファイル08-09」掲載。
私がイラストレーターとして活動し始めたきっかけは、就職活動でした。デザイナーになりたくて制作会社を回っていた時、「趣味で絵を描いてます」と見せた一冊のイラストファイルが、偶然人事の方の目に留り、その会社から初めてのイラストのお仕事を頂きました。イラストレーターには、「いつか」なりたかったのですが、こんな形で始める事になるなんて思ってもない事でした。コミュニケーションのお仕事です。基本一人の作業ですが、人と人との繋がりがとても大切なお仕事です。今年度からスタートするイラストレーション・ファクトリーで、みなさんの有意義なコミュニケーションの場となるよう、私も一員として何か面白い事のお手伝いができれば幸せです。
1981年神戸生まれ、神戸在住。2004年成安造形短期大学卒業後、フリーのイラストレーターとして活動中。アパレルの広告などを中心に、パッケージ、ステーショナリー、書籍などのイラストワークを手がける。見る人に「何?これは。」などなど何か創造してもらえるようなイラストを描き続ける事が夢。年に一度のペースで個展を開催。ピエブックス「イラストレーションブックプロ02」掲載。