教育支援センター生涯学習連続講座「淀川流域の生活と文化」の最終回(第4回)は、総合生活学科山本友江先生に「昭和初期頃の北摂の食事」のテーマで、本学名誉教授の上島幸子先生と共同でされたお仕事から、いくつかをご紹介されてご講演いただきました。研究当時、すでに実際に作られた方が少なくなっておられていたとのことでしたが、パワーポイントの資料では当時の台所、お膳などの貴重な写真資料を拝見できました。
現在の食生活が、経済的なこととかかわって、昔とは大きく変わってきていることを、「麦ごはん」やおかずの種類などを挙げて話されました。それから、その地方の特産物であったものが作られなくなってきたことを、三島の「うど」、吹田の「くわい」を例にしてお話していただきました。
また、伝統料理が受け継がれていくことを、茄子の炒め物である「かみなり」(注 参照)という料理を例に話されました。伝承されていくにつれて変容していくが、下記の注②の骨格のところは変化しないという点は、民俗学でも言われることが食事にも適用される感がして大変興味深く拝聴しました。
注:「かみなり」①なすは縦半分に切り、斜めに切り込みを入れ、二つ切りにする。②鍋に植物油を入れ熱して、なすを入れて炒める。③なすが少し軟らかくなったら、砂糖、しょうゆ、塩、酒を入れ煮汁がなくなるまで煮る(みそ、砂糖で味付けしてもよい)。[上島幸子・東歌子・西千代子・山本友江 『大阪府の郷土料理』 同文書院、1988年]
今年度が初めての連続講座の企画でしたが、参加者のみなさんは4回とも参加していただいている方が多いことがわかりました。心配していた参加者も、4人の先生方のおかげで、4回を通して通算で、409名になりました。
(今回の報告は教育支援センター長である浅野敏彦先生から頂戴いたしました。)



















