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大学のことを英語で universityといいますが、この言葉には大学についての万国共通の理念、通念、イメージが表現されています。それは大学というところは、 universal な見地を大事にし、目先のこと、具体的で個別の経験や事実ばかりでなく、その背後にある広く深い世界にも目を配りながら、広くは「学問」と呼ばれる、真理の探究、知的な創造に生きがいを求める人々が集い、交流する場だということです。この「学問所」のユニークで積極的な意味は、単なる「研究所」(institute)とは違い、この場に次代を担う若い人々を迎え入れ、彼らに体験を通じて、この世を有意義に生きていく上で大切な、広い視野、洞察力、健全な判断力、確実で体系的な知識に裏付けられた行動能力やスキルを身につけさせ、世に送り出す役割を担うところにあります。
本学は誕生してからまだ日が浅く、規模も小さな若い大学です。しかし、それだけに、近年の大学大衆化の波の中で肥大化し、マンモス化してきた既存の大学とは一味違い、このような大学の原点としての理念や、使命を、いわば「手作り」で、直接実現できる強みを持っています。本学には、「成蹊・忠恕」という建学の精神があります。その意味は、思いやりがあり、徳のある人は何も語らずとも人が集まり、そこに自ずと小さな道ができるということです。本学はこの精神に基礎におき、大学、学部を、志を同じくする教職員と学生諸君が集い、親しく交流し、競い合い、自己研鑽にはげむ共同体として理解し、人格形成、および能力形成の両面で、世の人々から信頼され、頼りにされ、現代社会の抱える厳しい課題解決に主体的に取り組み、貢献できる人材育成にむけ、教育体制と内容の充実に努力を傾注しています。
本学には現代経営情報学部と芸術学部がありますが、いずれも、学生諸君の個性、才能、能力、将来のキャリア志望などに応じ、きめ細やかな指導ができる少人数制の「クラス(講義・実習)」、「ゼミナール」/「スタジオ」(演習)を基軸とし、広い視野をもち、信頼される社会人となるための人格教育から、専門分野での基礎能力形成を確実にし、保証するための卒業論文、卒業制作まで、誠意と愛情を持って徹底指導を行う教育体制をしいています。
現代経営情報学部では、ITを活用しつつ現代的な経営問題に主体的、創造的に対応できる人材育成を目指し、経営系から情報系に至る、また理論的基礎から実践上のノウハウまで行き届いた指導のできるスタッフをそろえています。開学以来の経験と実績を踏まえ、学生諸君が習得を目指す、ビジネス・マネジメント系のスキルとITスキルの比重の置き方に応じ、2009年度からはメリハリの利いた「経営キャリアコース」、「情報キャリアコース」の2コース制をとり、IT活用の基礎と勘所をわきまえたビジネスマン養成からビジネス、マネジメントの勘所をわきまえ情報マンの養成まで、教育体制の強化を図ります。
芸術学部では、美術、デザイン領域の能力培養を基礎に、時代の要請を敏感に感じ取り、クリエイティブな表現能力の練磨を通じて、心豊かな社会の形成に貢献できる人材育成を目指しています。とくにデザイン教育におけるイラストレーション分野で活躍できる人材、またモノづくり分野における、造形に美的センスを生かせる能力を持った人材養成に力を入れ、広い意味でのアーティスト、クリエイターとして、社会の多様な分野に入り込み、独自の貢献ができる人材の養成にむけ、さらに教育体制の充実を図ります。
本学のこのような理念と独自性に共鳴され、この「共同体」に参加し、志を高く持ち、ともに学び、世のため人のため自己を磨くことを希望される若い方々の輪が広がることを願っております。
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