キャラクターが紹介するGP
セイコちゃん(S):「新生活も始まって、いよいよキャンパスライフのスタートだ!」
ケイタくん(K):「ワクワクするけど、新しい環境だし、友達もできるかなぁ…。勉強だって、大学は高校までとは違うみたいだし、授業についていけるのかも、ちょっと不安だよね。」
S:「就職難なんて言われているから、卒業後のことも気になるなぁ。」![]()
K:「だけど、大阪成蹊大学は『就業力育成GP』を実施しているよ。」
K:「卒業後就職したとき、実際に役立つ知識やスキルを身につけるための取り組みなんだって!」
S:「web上で勉強したり、課題を自分たちだけで解いたり、企業の人の指導を受けたりできるんだ!」![]()
K:「すごいなぁ。」
S:「こうして解いた問題に対して、自ら分析したり、先生やキャリアカウンセラーからのコメントがもらえたり、これらが自分の成長記録にもなっていくんだ。」![]()
K:「自分のレベルアップが確かめられて、ちょっと勉強が楽しくなるかも!」
S:「あと、自分専用のキャラクターを作って、メンバーと対話したり、気分に合わせて、キャラクターのパーツを変更したりすることもできるみたい!」
K:「この対話機能や掲示板を使えば、メンバーと連絡を取り合うこともできるんだね! これで友達とのコミュニケーションもバッチリだ!」
S:「4年後の自分が、ちょっと楽しみ。」
・・・4年後・・・
S:「ついに、就職先での新しい生活が始まるけれど・・・学んだことを活かしていけばいいんだよね。」
K:「そう、大学で学んだことや習得したスキルを活かしていけば、これからの職場での毎日も楽しみだ ☆」
トピック1:就職できたのに、なぜ会社を辞めるのか?
今の日本は景気があまり良くなくて、せっかく大学で4年間勉強したのに、自分の行きたい会社に行けないとか、就職すらできないという、「就職氷河期」、「就職難」の時代だと言われています。大学4年間を終える時に、就職したい学生の、3人に1人がどこにも勤めることができないという状況です。更に、ここ数年で大卒者の離職率が特に悪化してきました。皆さんの親御さんが一生懸命働いて、4年間で何百万円という学費を払って勉強させてくれるのに、皆さんの働く場所が無いなんて、悲しすぎますよね。
でも、せっかく就職できたのに、すぐにその会社を辞めてしまう人が増えているんです。
皆さん、「七五三問題」という言葉を聞いたこと、ありますか。中学校卒業者の7割、高校卒業者の5割、大学卒業者の3割の人が、就職してから3年以内に最初に勤めた会社を辞めてしまうという問題です。36%という驚くような比率(これを「離職率」と言います)で、初めて勤めた企業を辞めてしまうということです。
なぜ、こんな問題が起きるのでしょう。理由はいくつか考えられるのですが、一つには、初めて勤めた会社で、仕事になじめないということがあります。どこの会社でも、まず新入社員は、あまり重要ではない仕事、難易度の低い仕事からスタートして、徐々に仕事を覚えて、実力をつけていくという仕組みになっています。その期間は、だいたい3~5年間なのですが、その時間に耐えられない人が増えているということなのです。3年であれ5年であれ、その間に、面白くない仕事、あるいは、きつい仕事であっても、自ら進んで挑戦し、自ら課題を発見して、その課題を解決することで、強い自分を作り上げるということが重要なのですが、「こんなつまらない仕事をするとは思ってもいなかった」と考えてしまって、それができないということなんです。
これは、学生にとっても不幸なことですが、会社経営者や人事採用担当者にとっても、非常に頭の痛い問題なのです。
そこで、このような大学生の就職難や七五三問題を解決するために、国がお金を出して、大学に対して、「大学生の就業力を高めるための方法を考えてみなさい」という取り組み(就業力育成支援事業)を始めることになりました。そこで私達も「方法を考えましたので、ぜひやらせてください」と手を挙げたところ、私達の取り組みが他の大学とともに選ばれました。
トピック2:高校、他の大学や企業との連携
高校でもそうだと思いますが、他の高校の生徒と一緒に勉強したり、交流するという機会はあまりないですよね。大学でも自分から行動を起こさない限り、そういったチャンスは無いのですが、今回の私達の取り組みでは、大学のゼミの授業を他の高校の生徒と一緒に受けて、「自分たちのホームページをつくろう!」というような課題に挑戦したりします。
また、東京の大学と、夏休みを利用して、「USJとTDLの比較をやろう」という計画が進行中です。どういう計画かと言うと、大阪成蹊の学生がディズニーランドに行った時には、東京の大学の学生に案内してもらって、「ディズニーランドがお客をもてなすために、どのような工夫をしているか」ということを勉強してきます。次に、大阪成蹊の学生が東京の大学の学生をUSJに連れて行き、東京の大学の学生が「USJがお客をもてなすために、どのような工夫をしているか」ということを勉強しやすいように案内します。そして、最終的に、USJとTDLを比較します。アトラクションを楽しむこともできますが、同時に「テーマパークの経営の仕組み」や「ホスピテリティ(客をもてなす心)」について勉強できるという一石二鳥の取り組みだと思いませんか。
トピック3:PBLって何だ?
皆さんが高校で勉強しているグループ単位のことを「クラス」と呼びますが、これを大学では「ゼミ」と呼んでいます。高校のクラスは2年間あるいは3年間、同じ担任の先生で生徒も同じメンバーですよね。大学のゼミも2年間あるいは3年間は同じメンバーです。でも、ずっと同じメンバーだと新しい意見も出にくくなるし、「A君はだいたい、こういう意見を考えているだろうな」というような予想もつくようになって、段々と刺激が無くなってきます。
そこで、今回の私達の取り組みでは、複数のゼミの学生を集めておいて、バラバラのグループに編成して、グループごとに1つの共通テーマについて学習を行います。テーマは、「企業(会社)におけるプロジェクトの進め方」に関するものです。5~6人ぐらいのグループで話し合いをして、最終的にプロジェクトを達成することで、課題解決力や対人関係力を身につけることが目的です。
トピック4:日々の成長がわかる仕組み
PBLで、グループでの話し合いをするにしても、「企業(会社)におけるプロジェクトの進め方」についての一般的な知識が無ければ、話し合いなんてできないですよね。
そこで、まず大学1年生の段階で、経営・ITの基礎用語を含めた一般知識について、e-learning(イー・ラーニング)を使って勉強してもらいます。あまり聞いたことのない言葉だと思いますが、パソコンや携帯電話を使った個人学習だと考えてください。パソコンや携帯電話を使って、時間のあいた時に勉強をするんですが、なかなかしんどいですよね。そこで、皆さんが勉強して楽しいような仕組みを色々と考えています。アバターと呼ばれる自分だけのキャラクターを作っておいて、自分の学習成果が伸びると、そのアバターもパソコンの中で一緒に成長するというストーリーです。なんだか楽しくないですか。また、ポートフォリオという、皆さんの成長の度合いを測定する仕組みもあります。「4月にはこれだけしかできなかったのに、半年たったら、1年たったら、こんなにできるようになっていた!」という具合です。そして、その成長の度合いをキャリアカウンセラーの人に見てもらって、「ITに関する知識が、こんなに伸びたね」とか「コミュニケーション能力をもっと伸ばそうね」という指導をしてもらうことができます。


